日米韓3か国の県や市、州など16地域の関係者が2月25日、台南市政府で黄偉哲市長と面会した。前日の24日に行われた台湾ランタンフェスティバルの点灯式に出席したのに合わせて表敬したもので、黄市長は「ランタンフェスに花を添え、台南が展開する都市外交の成果を、身をもって表現してくださり、ありがたい」とあいさつし、文化、教育、スポーツ、産業などの交流を通じて、友好関係をさらに深めたい考えを示した。
来訪したのは、台南の友好都市や、長年台南と交流している地域。日本からは山口県、仙台市、日光市、富士宮市、弘前市、山形市、京都市、土浦市、那珂市、前橋市、みなかみ町、青森県、本庄市の13地域が台南入りした。米国からはカリフォルニア州のトーランス市とウェストコビーナ市、韓国からは慶州市がそれぞれ来訪した。
黄市長は、ことしの「台南400」に言及し、「ランタンフェスは一連の記念行事のなかで最初に開幕した国家レベルのイベント。日台交流サミットや、クリエイティブやデザインをテーマにしたイベントも計画されている。あらためて台南にお越しいただきたい」と呼び掛けた。
日本側からは山口県の村岡嗣政知事があいさつし、能登半島地震に対する台湾からの支援に謝意を表明したほか、「ランタンフェスでは多数のきらびやかなランタンに目を奪われた。日本の特徴を表したパフォーマンスもあり、感激した」と述べた。