台南市内にある鄭成功祖廟ではランタン祭が1月7日から開かれており、台南市の友好都市、山形市から提供された手描きランタン220個を含む2360個のランタンが飾り付けられています。台南市側からは昨年、金城中学校から多数のランタンが贈られ山形駅に飾られた経緯があり、今回はその返礼として山形市の学生が「感謝台湾」の文字を記したランタンを制作して贈りました。佐藤孝弘山形市長は点灯式にビデオメッセージを寄せ、「このような交流を通じて、より一層友好を促進したい」とあいさつしました。展示は２月２８日まで。
鄭成功祖廟は今年、創建360周年の節目を迎え、ランタン祭は例年を上回る規模で開催されています。台南市内の学校や民間団体が提供したイラスト入りのランタンや書をあしらったランタンが飾られているほか、フルーツなど特産品をテーマにしたランタンが会場内の特別展示コーナーに設置されています。黄偉哲台南市長は点灯式で、ランタンを盛大に展示する意義を強調するとともに、主催する鄭成功祖廟に謝意を示し、山形市からのランタンの贈呈について「このような文化交流を通じて、台南と山形の友好をさらに促進することができればうれしい」と述べました。