群馬県前橋市にある道の駅「まえばし赤城」で6月30日から7月2日までの3日間、台南フェアが開催されました。台南市のグルメなどを販売する11のブースが出店し、来場した人たちは、マンゴーやはちみつ文旦茶、イカ団子、担仔麺(タンツーメン)など普段味わうことのできない台南名物を楽しみました。会場では、台南市のプロモーション動画の放映や、前橋市とのつながりなどを取り上げた展示会も行われました。
黄偉哲台南市長はセレモニーで「台南の名物を日本の消費者に紹介できることをうれしく思う。今後も積極的に交流を促進していきたい」とあいさつしました。セレモニー終了後には、各ブースを回り、自らイカ団子を調理したり、マンゴーの試食を呼びかけたりしました。
前橋市は、日本統治時代最後の台南市長を務めた羽鳥又男氏の出身地。両市はこれを縁に交流しており、黄市長は群馬県議会に安孫子哲県議長(前橋市出身)、前橋市役所に山本龍市長を表敬したほか、羽鳥氏の像が設置されている珊瑚寺も訪れました。台南産マンゴーを取り扱うスーパーの視察も行いました。
また、黄市長は今回の群馬訪問で、友好都市であるみなかみ町を訪れ、阿部賢一町長と懇談しました。みなかみ町との友好協定は2013年に締結され、今年で10周年です。黄市長は「今回の訪問を契機に、さらに双方の友情が深まることを期待し、これからも積極的に交流していきたい」と述べました。