台南市は7月15日、山口県との間で観光、物産、経済などでの交流・協力に関する覚書を締結しました。山口県の村岡嗣政知事が台南市を訪問し、黄偉哲台南市長と署名を交わしました。
両市県は2021年に議会間で友好交流に関する覚書を締結しており、昨年は台南市の和風文化祭で山口県の伝統工芸品が展示されています。村岡知事はこうした点に言及したうえで、協力の深化に期待を示しました。
黄市長は、両市県の間で主要な産業が似ており、ともに観光資源に恵まれている点を挙げながら、「協力できる分野は多い。農産物や観光などの交流を通じて、友好を促進したい」とあいさつしました。また、覚書の締結では、故安倍晋三元首相の弟、元防衛大臣の岸信夫氏の尽力があったことに謝意を表明しました。
台南市内の美術館では同日、安倍氏の記念写真展が始まり、黄市長と村岡知事、島田教明・同県副議長らは開幕式典に出席しました。