日本文化を発信するイベント「2023総爺和風文化祭」が台南市の総爺芸術文化センターで開催されています。今年で11年目を迎える同イベントは毎年異なる日本の都市をテーマに掲げており、今年は広島県が選ばれました。会場では、熊野筆や宮島細工、三次人形など経済産業大臣や同県によって伝統的工芸品に指定されている12品目計83点を展示し、同県の魅力を紹介しています。イベントは12月10日まで開かれ、週末を中心に日本文化を紹介する講座や日本にちなんだ物品の販売も行われます。
開幕式典は9月17日に開かれ、黄偉哲台南市長や日本台湾交流協会高雄事務所の是枝憲一郎副所長、広島県商工労働局の村上隆宣地域経済支援担当部長らが出席。黄市長は「今後も今回のような機会を通じて文化や旅行、教育など幅広い分野でさらに多くの日本の都市との交流を深化させたい」と期待を示しました。
9月16、17日の開幕イベントでは、和楽器の演奏が会場を盛り上げたほか、折り鶴の体験ブースなどが設けられました。旬を迎えた台南のフルーツ、文旦の展示・販売も行われました。イベントは12月10日まで、期間中は週末を中心に日本文化を紹介する講座や日本にちなんだ物品の販売も行われます。