4月29日、台南市は長崎県平戸市との間で「友好交流協定」を締結しました。調印式に出席するため、平戸市の黒田成彦市長や市議会の池田稔巳副議長ら6人が台南を訪問し、台南市側は、黄偉哲市長が新聞及国際関係処の蘇恩恩処長、文化局の謝仕淵局長らとともに締結式に臨みました。
黄偉哲市長はこのなかで「平戸市は鄭成功の出生地。台南と平戸市は鄭成功によって縁が結ばれ、双方はこれまで友好的で密接な関係を続けてきた。今後は文化、教育、スポーツなど各方面で幅広く交流し、さらに友好的な関係を構築したい」と述べました。
平戶市の黒田市長は「偉大な英雄である鄭成功は平戸市で生まれ、台南と平戸市は歴史的に特別な縁によって交流を続けてきた。今年は鄭成功生誕400年に当たり、この記念すべき年に友好交流協定を締結することができたのは非常に意義深い。将来的に両市の友好がさらに深まることを期待する」と述べました。
平戸市は長崎県北西部にあり、九州本島においては最西端の都市です。平戸市の千里ヶ浜は鄭成功出生の地といわれ、その場所には、鄭成功記念館や鄭成功児誕生石があります。