台南市の黄偉哲市長は6日、茨城県那珂市の先﨑光市長との間で友好交流協定に署名し、両市は正式に友好都市となりました。那珂市は、台南市安南区にある「飛虎将軍廟」の主神、杉浦茂峰の母親の出生地であることから、定期的に台湾を訪れて参拝と交流を行ってきました。先﨑市長は、昨年10月にも台南で黄市長と面談し、友好交流協定締結の推進で合意していました。署名の調印は、那珂市議会の木野広宣議長と、台南市新聞及国際関係処の蘇恩恩処長が同席して行われました。
黄偉哲市長は「台南は、飛虎将軍の善意を非常に大事にし、廟を建てて祭祀を行ってきた。この縁が両市の交流と友好を導いた。将来的には、農業、教育、スポーツ、相互訪問などで交流し、互いの結び付きをさらに深め、両市の友好を深化させたい」と述べました。
先﨑市長は「今回の締結は、両都市にとって極めて意義深い。今後は、教育、文化、経済の分野で実質的な交流が展開されるものと期待する」と語りました。また、先﨑市長は、今年2月には、台南市の招きで台湾ランタンフェスティバルに出席しており、「さまざまなランタンを拝見し、非常に感動した。あらためて、台南市政府に感謝したい」とも述べました。