群馬県みなかみ町はこのほど、町内の小学校6校、中学校1校の学校給食で台南産アップルマンゴーを提供する「台南マンゴーの日」を実施し、児童生徒計900人余りが台南産マンゴーを味わいました。台南市の黄偉哲市長が自治体間外交を通じて取り組むマンゴーの輸出促進に応えたもので、黄市長は「台南マンゴーの日」の実施に謝意を示しました。みなかみ町の阿部賢一町長は、今後も「台南マンゴーの日」を継続させたい意向です。
台南は台湾で最も重要なマンゴー産地です。黄市長は日本など海外への売り込みを強化する取り組みのひとつとして、自治体間外交を通じたPRを行っています。2013年に台南と友好都市協定を結んだみなかみ町は、毎年、町民に台南産マンゴーの購入を呼びかけており、その輸入10周年を記念して「台南マンゴーの日」を設定することになったものです。
給食を通じて子どもたちに台南や台湾への理解を深めてもらおうと、マンゴーのほかに、台湾グルメとして人気のあるルーロー飯や魚のすり身団子が入ったスープ「ユーワンタン」もメニューに取り入れられ、子どもたちは口々に「とてもおいしい」と話していました。台南や台湾のグルメが子どもたちの胸に刻まれ、双方の友好関係がさらに深まるものと期待されます。
給食に合わせて、台南市の崇明中学校との間でオンライン交流も行われました。みなかみ町の中学生は去年12月、修学旅行で台南を訪問し、崇明中学校と交流を行っています。子どもたちはオンライン交流で再会できたことを喜んでいました。