台南400のPR動画が、8月12日から18日までの間、米国ニューヨークのタイムズスクエア、フランス・パリの百貨店「プランタン」、韓国ソウルの繁華街・江南(カンナム)で放映されています。9月末には東京でも放映を予定しており、台南市の黄偉哲市長は「世界の人たちが台南の魅力を感じ取り、実際に台南を訪れるという効果が期待される。すべての友人を歓迎したい」と呼びかけています。
放映されているのは15秒の動画。台南市文化局によると、動画に登場するのは、歴史や物語の登場人物に扮した子どもたちが長い台座で練り歩く「蜈蚣陣(ムカデの陣)」や、伝染病や悪霊を退散してくれる神様が乗った船を送り出す「焼王船」など、台湾でよく知られた伝統的な宗教文化活動のほか、孔子廟、林百貨、扇形の塩田、インスタレーションアートの「生命之樹」、さらには、今年台南で初めて開かれた台湾ランタンフェスティバルなどで、「台南ならではの、時代を超えた文化資産のビジュアル」だということです。
黄市長は、東京などを放映地点に選んだ理由について「国際的にそのエリアを代表しており、非常に多くの観光客の人の流れがあるという点に着目した」と説明し、「この動画は、台南は新旧の伝統の魅力が見事に融合した場所だということを伝えている。台南の美しさや本質に触れる深い印象を残すことが期待される」と話しています。