2024年10月5日、台南市の黄偉哲市長と秋田市の穗積志市長は交流協力に関する合意書に調印しました。台南と秋田の間では、2017年に台南応用科技大学が秋田公立美術大学との間で国際交流協定を締結しており、秋田市も台南市との交流を積極的に展開していました。
今回の調印により、交流が加速するものと期待され、黄偉哲市長は「秋田市がこれまで実質的な交流を推進してきたことに心から感謝したい。今後は、観光や文化の分野で相互に往来し、交流を発展させることができればと思う」と話しています。
穗積市長の母親は、台南女子高級中学の前身となる女学校を卒業しており、長く日本の同窓会長を務めていたといいます。穂積市長はこうした経緯に触れて「台南に対しては特別な思いを持っている。台南と合意書を締結でき、喜びもひとしおである」と述べました。
両市は、新型コロナウイルスの流行期間中も、台南の「魚頭君(Sababoy)」と秋田犬を互いの観光大使として、公式フェイスブックで交流してきた経緯があります。穂積市長は「2019年に初めて黄偉哲市長と会ったとき、大いに盛り上がった。まず、実質的な交流を進め、締結という目標を目指すことで一致した。新型コロナの期間も、双方とも交流に対する考え方はまったく変わらなかった」と振り返りました。