世界的なパソコン大手、ASUS系のアスキー・コンピューター(亜旭電脳)は5月25日、台南初の交通データ運用研究センターを開設しました。同日のセレモニーで、黄偉哲台南市長は台南市内で5Gインフラの整備を推進したい考えを示し、IoTやスマート医療、スマート交通、公共の安全の関連分野で民間企業の取り組みを継続して支援していくとコメントしました。
今回のセンターの設置は、アスキーと台南市が連携して実現したものです。市が整備した「南瀛5G研究センター」構内に設立され、インターネット・コネクテッドカーや企業用ネット通信の分野における技術的な問題の解決や、関連産業との連携強化などの役割に担い、ハイテク産業の高度化を図ることにしています。
市経済発展局によると、今回設立されたセンターは、台南サイエンスパークと路竹、橋頭の工業団地など半導体産業ベルトの一部として、ハイテク産業をサポートする役割が求められており、ハイテク産業誘致を加速させる効果が期待されています。