新型コロナの影響で買い物の習慣に変化が起きていることを受けて、台南市は、外出せずに必要なものを購入するための選択肢を多様化させようと、Eコマースや配達プラットフォームなどとの連携を強化しています。消費者は、インターネットを通じてより手軽に台南産の食材、農産品、生活雑貨を手に入れることができるようになりました。
市内にある虎尾寮と東菜市の伝統市場2カ所では、ネット経由で注文し、配達を受けられるサービスが始まりました。ウーバーイーツの協力で行っているもので、生鮮野菜やフルーツ、魚介類、肉類などの食品や雑貨など350種類以上の商品に対応しています。黄偉哲台南市長は「市場に来ることなく、自宅に居ながらにして食材を調達できます。市場での買い物がより便利になるだけでなく、伝統市場のデジタル化推進にも役立ちます」と話しました。
また、市の「台南農産Eコマース3.0」計画もスタートしました。これは、17のEコマースプラットフォームとともに「台南農産品コーナー」を発足させ、60種類以上の台南農産物を取り扱うものです。参加しているEコマースは、i3Fresh、有好物myhomiya、momoショップ、friDay、PChome、鮮拾Pick Up、Yahoo!ショッピング、生活市集、Shopee、愛合購Ihergo、GOMAJI、松果、PayEasy、早安健康厳選、RE紅包、可購楽、智生活です。注文した商品の受け取りは、自宅のほかに、ファミリーマートやセブンイレブンなどのコンビニでも可能です。Eコマースの導入により、消費者はより便利なサービスを受けられるほか、台南産農産物の販売促進も期待されます。