今季の台南産ブンタンの日本向け輸出が始まり、黄偉哲台南市長は8月18日に開かれた記者会見で「美味しくて品質がよいブンタンを提供したい」と意欲を示しました。
記者会見は、台湾区青果輸出組合や貿易会社などが今季の輸出開始を宣言する目的で開いた「2022年台南文旦日本輸出記者会見」。黄市長はこのなかで、日本市場の開拓に尽力した行政院農業委員会や関連業者に謝意を表すとともに、台南産ブンタンの栽培面積と生産量、品質がいずれも台湾一であることを強調し、「ブンタンは体にいいフルーツ。台南市では引き続き農業者や貿易会社と連携し、より多くの販売ルートを構築していきたい」と、出荷拡大に努める考えを示しました。
台南市政府によると、日本向けブンタンは1度の低温処理を連続12日間行ったうえで輸出されます。青果店やスーパーで販売するほか、「台湾で注文、日本で受け取り」などの海外宅配便サービスやネット通販でも購入することができ、質の高い台南産ブンタンが今後も日本の消費者に届けられるものと期待されます。