台南市は観光業者の「おもてなし力」を高めるため、台湾インバウンド旅行協会と連携して、日・韓・タイ・ベトナム・英の5種類の外国語を使った接待用語のデータベースを作成しました。フレンドリーな観光環境を作るためのマニュアルも策定し、台南市の観光業者に提供して、アフターコロナに見込まれるインバウンド観光の本格化に備えることにしています。
インバウンド対応の観光促進政策として、台南市はすでに、料理店向け多言語メニューの作成や、観光バスのドライバーやタクシー運転手を対象にした外国語教室の開催、新住民(新たな住民として台南で暮らす外国人配偶者)の方たちを対象とした観光ガイドの育成などを実施してきました。今回の取り組みは、国境の本格的な再開を見越し、情報インフラの整備を行ったものです。
台南市は2024年に建城400年の節目を迎えます。黄偉哲台南市長は「これからも積極的に海外市場に台南をPRするとともに、受け入れ体制を強化し、海外から訪れる旅行客に素晴らしいおもてなしを提供します」と話しています。