台南市内の台湾祀典武廟がまつる火の神「火徳星君」に加護と平安を祈る儀式が1月14日、行われました。会場は日本統治期の火の見櫓が目印となっている市消防局中正出張所。友好都市の群馬県みなかみ町から贈られた手描きランタンを含む合計2500個以上のランタンを飾りつけ、一斉に明かりを灯しました。台南市政府が開催したもので、同県・町の幹部らも駆けつけ、黄偉哲台南市長や李明峯市消防局長らとともに、消防士、消防団員らの日頃の労をねぎらいました。
市消防局は火徳星君(火の神様)にあやかり、ランタンの手描きイベントと点灯式を2年連続で行っています。いずれも群馬県との友好を促進するものとなっており、台南の魅力を海外に発信するものと期待されています。黄市長は点灯式で「このイベントは市民に好評で、すでに台南市の旧正月の風物詩になっています」とあいさつし、イベントを支援した民間団体や群馬県、みなかみ町に謝意を表しました。