台南市の新化青果卸売市場は昨年9月16日に試行運用を開始して以来、その最新施設が内外の関心を呼び、2月には東京都中央卸売市場の職員と沖縄県の議員が視察に訪れました。黄偉哲台南市長は「新化青果市場は試行運用を開始して以降、すでに75万人が来場しています。海外からの来訪や交流も大歓迎です」と話しています。
新化青果市場は、人車分離や、荷物の積み降ろしを円滑に行えるように設定された移動ルート、清潔感の高いフードコートなどに特徴があります。東京都中央卸売市場の職員らは「台南視察の経験を生かして、豊洲市場など11カ所の市場の機能の向上を図りたい」と話していました。
また、下地幹郎元衆議院議員や沖縄県内の議員らの訪問団は、旧市場から現在の場所に引っ越す際の状況や引っ越しの運営方法などに関心を示していました。沖縄で市場の更新が行われる場合の参考になるのではないかとのことです。アテモヤ、ナツメ、バナナ、マンゴーなど旬の台湾産フルーツの試食も行い、新鮮な風味に感心した様子でした。